「ごめん!チルってた」
って言われたんだよね。
「チルってた」って何だよ?
と祈ってたとかじゃないの?
チルいとは?語源や由来は何?
そこからHIPHOP用語で使われる”chill out”(チルアウト)にも繋がって「クールダウン」→「落ち着く」とか「まったりする」って意味に繋がるとかなんとか・・。
ネットでは多分2017年頃からチラホラ使われるようになってきてた気がするんだけどな。
で、更に「チルってる」「チルる」といった形でSNSを中心にじわじわもっと感覚的な言葉として広がっていった感じじゃないかなあ。
「チル」=「まったりする」「くつろぐ」「落ち着く」
というニュアンスで
みたいな感じで使われるようになってますね。
チルの使用例
- チルってたら彼氏に急に呼び出された!
- 天気も良いし公園でチルしよっと!
- この前あのカフェでチルってた
- 疲れたしチルい曲聴こっと♪
とかですかね。
チルい曲とは
チルい曲とは「クールダウン」や「落ち着く」「リラックス」をイメージするんだけど、かといってバラードみたいな曲という訳でもなく。
ダウンテンポのヒップホップという感じで
イメージとしては多分こんな感じなんだと思う!
「まったりする」と「チルる」はどう違うの?
ここからはほんと「感覚」とか「ニュアンス」の違いになってくるから正解不正解って事でもないとは思うんだけど。
元々は特に深い意味もなく1人で家にいて
「今日は家でまったりしよっと」とか「疲れたし1人でゆっくり過ごそう」って時には「まったり」や「ゆったり」を使っていたと思うのね。
でも、最近は家にいてもTikTok やYouTubeやtwitterやFacebookやインスタやピンタレスト・・・
とにかく【家にいる事が忙しい】じゃない??
1人でいる時間が暇とも限らない。
例え静かでおしゃれなカフェに行ってもインスタ用の写真撮ったりバズるハッシュタグ考えたりで忙しい。
家にいる=1人で過ごす時間=ゆっくり暇
が成り立たない。
そしてコロナ禍もあって忙しいかった日常と少し時間に対する考え方や使い方にも変化が出てきた。
そこで「ただ単に暇」とか「たまたま1人でくつろいでいる」事ではなく
1人でわざわざあえてゆっくりと過ごしますよ とか
友達とキャッキャするのでもなくわざわざあえてマッタリと過ごしますよ
という「あえてわざわざゆっくり過ごしてます」というそこを強調ね。
そういうアピ要素があってこそ活きてくるのがこの「チル」という言葉が今頭角を現してきた理由なのではないかと思う訳です。
じゃあ!
ただチル消費はしていないっぽいってなるけどね。
チル消費とは?
と、↑の説明の通り「チルる」はただの「偶然の暇」や「たまたま1人の時間」ではないので(笑
チル消費とは、「チルる為に買う」とか「チルを目的に行く」とかで「チル(リラックス)」を目的に飲むドリンクやフードなど。
「チルる事」を目的にわざわざ何かを買ったり用意したり動いたりする時に関連して使う消耗費や道具の準備などですね。
「チル部屋」と言ってくつろぐ為にインテリアを揃えてみたり、「チルい映画見にいこう」とか。
少し前まで「映え」の為に写真映えしそうな商品や観光スポットが盛り上がったのと同じように「映え」ではなく「チル」を目的に色々な商品やイベント、スポットのニーズが変わってきた事を「チル消費」と言ったりするようです。
焚火とかも「チル要素」として人気らしいですよ。
今ならではのチルの使い方
言葉は日々進化するので今後またどうニュアンスが変化していくかわかりませんが、
現時点での「チルっている時間」というのは「ただの暇な時間」ではなく
チル=「普段は忙しい自分が贅沢にわざわざ狙って作ったゆったりした時間」
という裏解釈があって成り立つワードなんでしょうね。